■グラウンドの大きさ
グラウンドの大きさは野球組織により違います。以下が各組織の規格となります。このような日本の野球界では少年野球からプロ野球までで、ピッチャーとキャッチャーの距離は変わっていることがわかります。
グラウンドの大きさは野球組織により違います。以下が各組織の規格となります。このような日本の野球界では少年野球からプロ野球までで、ピッチャーとキャッチャーの距離は変わっていることがわかります。
組織 | 投手版から 本塁までの距離 |
塁間 | 外野フェンス までの距離 |
---|---|---|---|
プロ野球 社会人野球 高校野球 一般軟式 リトルシニア |
18.44m | 27.431m | 76.199m以上 (97.534m以上が理想) |
ボーイズリーグ (中学生部) |
18.44m | 27.431m | 規定なし |
ボーイズリーグ (小学生部) |
15.367m | 22.86m | 規定なし |
少年軟式 (高学年部) |
16m | 23m | 両翼70m、センター85m |
少年軟式 (低学年部) |
14m | 21m | 両翼70m、センター85m |
リトルリーグ | 14.02m | 18.29m | 60.95m以上 |
ソフトボール 男子 |
14.02m | 18.29m | 76.20m以上 |
ソフトボール 女子 |
13.11m | 18.29m | 67.06m以上 |
ソフトボール (小学生) |
10.67m | 16.76m | 53.34m以上 |
なんで18.44mになったの?
18.44 m = 60フィート6インチです。
MLBでは1845年から1880年まで、ピッチング距離は45フィート(13.716 m)でした。しかし、1877年から1880年にカーブとスライダーが登場したため、ナショナルリーグの平均打率が.271から.245に低下しました。そして、三振の数はほぼ3倍になりました。
そして、1881年にピッチャーからキャッチャーまでの間隔は50フィート(15.24 m )になりました。初年度は打撃が活発になりましたが、その後ピッチャー有利な状態は変わらなくなりました。(その間にもストライクカウントを4に上げたりもしましたが、ピッチャーに有利な状態が続きました)
そして、1892年にピッチング距離は、18.44mになりました。
まとめ
このように、ピッチングの距離はピッチャーとバッターの関係を調節するため、変更が繰り替えされてきました。MLBの投手有利になると、今後さらにピッチャーとキャッチャーの距離は長くなるかもしれません。(事実として、ピッチャーとキャッチャーの距離は議論されています)